計算は思っているよりやさしい
まずひとつの事実から。小説の平均はおよそ300ページです。この数字を頭に置いたまま、ごく小さな毎日の習慣がどう積み上がるかを見てみましょう。
- 1日10ページ。 300ページの本を30日で読み終えます。1か月に1冊、1年で12冊。多くの人が15分で終えられる分量です。
- 1日20ページ。 同じ本を15日で読み終えます。1年で約24冊、読書時間は20〜30分ほど。
- 1日30ページ。 10日で読み終わり、1年で約36冊になります。
どれにも才能も、有り余る時間も、森の静かな小屋も要りません。必要なのは、毎日その本を開くことだけです。この計算が意外に感じられるのは、私たちが読書を1回分の量だけで判断しがちだからです。1回だけを見れば、20ページは何でもないように思えます。それが1年に伸びると、同じ20ページが24冊の読了になります。
1週間で1冊読むには1日に何ページ?
よくある目標が、決めた1冊を1週間で読み終えること。計算は総ページ数を7で割るだけです。
- 200ページの本を1週間で:1日約29ページ。
- 300ページの本を1週間で:1日約43ページ。
- 400ページの本を1週間で:1日約57ページ。
43ページは、多くの人にとって45分ほど。できない量ではありませんが、予定の詰まった週には仕事がもう一つ増えたように感じることもあります。1週間が楽しみではなくプレッシャーになってきたら、締め切りを延ばしましょう。同じ300ページの本も2週間なら1日22ページとおだやかになり、3週間なら15ページで足ります。自分に猶予を与えるのは失敗ではなく、読書を楽しいままにしておく方法です。
小さくて一定の数字が、全力疾走に勝つ理由
停滞した1週間を取り返そうと、週末に読書マラソンを計画したくなります。けれど問題は、スプリントが壊れやすいことです。めったにない空いた午後に頼っていて、その午後に予定が入った瞬間、計画はまるごと崩れ、やる気まで連れていってしまいます。
小さな毎日の数字は、その正反対です。調子の悪い日を生き延びます。お湯が沸くあいだに、通勤の途中で、眠る前の5分で10ページは読めます。ハードルが低いからこそ、疲れている日でも越えられ、越えられるから習慣が生き続けます。習慣形成の研究も同じ方向を指しています。身につくのは、完璧な条件を必要とする行動ではなく、ふつうの不完全な日常でくり返せるくらい小さな行動です。
小さく保つ理由はもうひとつあります。誇れるストリークは守る価値があり、つらい日でも届く1日のページ目標こそが、そのストリークを切らさずにいてくれます。最後のページまで運んでくれるのは、強度ではなく勢いです。
続けられる1日のページ目標の決め方
数字選びは、野心ではなく正直さから逆算すればかんたんです。
- 自分の本当の読書スピードを測る。 今夜10分だけ読んで、ページ数を数えてみましょう。それに現実的な1日の読書時間をかけます。それが理想ではなく、正直なペースです。
- いちばん調子の悪い平日の夜に届く数字を選ぶ。 基準にするのは、いちばん余裕のある日曜日ではありません。忙しい火曜日に10ページが限界なら、10に設定します。多く読むのはいつでも自由です。
- すでにやっていることに結びつける。 コーヒーのあと、電車のなか、ベッドのなか。既存の習慣にくっついた1日のページ目標は、思い出すのに意志の力を必要としません。
目標の決め方と調整の仕方をもっと詳しく知りたい方は、読書目標の立て方のガイドをどうぞ。Leaf なら、読書目標で一度設定するだけ。淡々と続ける儀式のための1日のページ目標か、Leaf が毎日のペースに換算してくれる読了日か、好きなほうを選べます。
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1日のページ目標を決めて、ページが積み上がるのを眺めながら、読書ストリークを伸ばしましょう。習慣づくりの機能に有料の壁はありません。iOS と Android で無料で使え、サブスクリプションは不要です。Leaf Pro はクラウド同期、複数端末対応、無制限の読書チャレンジ、広告のない体験のための任意のアップグレードです。
ページ数、時間、それとも読了日
多くの人にとっていちばん直感的な単位はページ数ですが、唯一の単位ではありません。読む本の密度に大きな差があるなら、あるいは読み返して書き込むノンフィクションが多いなら、時間のほうが労力を公平に測れます。1日20分という目標は、ゆっくり進む濃いページも、さらっと進むページも同じように扱ってくれます。
そして、読書会や飛行機、授業の課題のように本当の締め切りがある本には、固定のページ数より読了日が向いています。日付を伝えれば、アプリが割り算をして、進み具合に合わせて調整してくれます。大切なのは、すべての本を同じ枠に押し込むのではなく、その1冊について自分が実際にどう考えているかに単位を合わせることです。
あとはストリークが運んでくれる
1日のページ目標が決まれば、あとは習慣そのものが重い部分を引き受けてくれます。数字に届いた日ごとに読書ストリークが伸び、その目に見える連なりが、本当ならサボってしまいそうな夜に読む理由になります。
覚えておく価値のあるルールはひとつだけ。2日続けて休まないこと。1日の空白は事故です。2日は、新しくて悪い習慣の始まりです。読んだのに記録を忘れた日は、Leaf であとから日付をさかのぼって記録できるので、忙しい一晩が数週間の積み重ねをリセットすることはありません。毎日読むページ数も大切ですが、それを読書のある人生に変えるのは、途切れない日々の連なりです。
